少し前の杭工事

京都で住宅、店舗デザイン・ショップ設計・開業支援を提供する建築設計事務所のブログです。

杭工事 設計監理

連日TVで横浜の傾いたマンションの問題が放送されています
基礎の基礎と言われる杭工事にあたり、地盤データ等の改ざんがあったと報道されていますが
いったいどのような方向にすすんでいくのでしょうか。。。

でも実際のところ、杭ってあまり一般の方々が普段見かけることは少ないでしょう
当事務所でも少し前にコンクリート杭工事がありました。大型重機が回送し、気をつけて近寄らないとやはり危険があります。
冒頭の写真はその時の施工写真です。直径50センチ長さ12Mだった記憶があります。
京都市内でしたが、液状化を含む検討もした中で、どうしてもこの杭が必要という判断となりました。
東日本大震災以降、液状化という言葉は耳にする機会があるかもしれませんが、当時はあまり知られていなく
クライアントに説明するのが少し困難だったように思います。
杭にかかる費用は高額なのでできれば普通の基礎だけにしたいのは全員の本音ですが、躯体、構造の関わることは
確実に施工する必要があります。

杭工事 設計監理

長さ12Mほどの杭が地中に打ち込まれると表面に見えるのはわずか10センチほどです。
本当に支持地盤まで届いているかはこの時点では目視確認は不可能です。
杭の天端は鉄製の部分がありここに鉄筋を溶接工事していきます。
この鉄筋をある程度の角度まで曲げて取れたりしないかの確認をしている写真です。
1工程毎かつ各部毎に検査、確認、写真撮影をしていきます。

杭工事 設計監理

杭天端の鉄筋溶接工事も終わり、柱脚を支えるベースパックも設置できました。
次は基礎配筋です。もちろん鉄筋配筋工事の監理でも各所毎の検査確認が必要です。
鉄筋の性能確認、コンクリート強度等、確認事項は多くあります。
それらをすべてクリアーして初めて安心できる建物を創ることができます。
そこまでした工事が数日後には土の中に埋もれてすべて見えなくなりますけどね(笑)

最近は町家の改装内装リノベーションや店舗のデザインの依頼もありますが、うわべのデザイン重視だけで
インフラおよび構造の知識を持たずに設計すると、安全ではないなと思う機会があります。


京都市南区にある建築設計事務所。住宅設計、店舗ショップデザインをメインに設計業務。


SSプロジェクトではコーディネーターが開業・独立支援をサポート。

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